逆流性食道炎かも!?と感じたら
2016/01/14
前回の「逆流性食道炎」自己チェックに引き続いて、今回は治療方法を紹介します。
まず、医師により症状や生活習慣に関する問診が行われます。
できるだけ具体的に医師に伝えましょう。
(必要に応じて、内視鏡検査により食道や胃の状態を確認する場合もあります。)
主な治療法は、服薬と生活習慣の改善です。
まずは胃酸の分泌を抑える薬を服用します。
その他に、胃酸を中和する薬、胃の粘膜を保護する薬、
消化管の運動機能を改善する薬などが処方されます。
薬を服用しはじめると、すぐに自覚症状がなくなる場合が多くみられますが、
勝手に薬の服用をやめてしまうと、症状が悪化したり再発しやすくなったりします。
自覚症状がなくなっても、炎症が続いていることが多いため、医師の指示どおり最後まで服薬しましょう。
また、服薬と同時に、食生活・日常生活に充分注意しましょう。
・胸やけを起こしやすい食品は避けましょう。
(刺激物・脂っこいもの・甘いもの・アルコール・炭酸飲料・消化の良くないもの)
・1日3食、規則正しく食事をしましょう。
・食べ過ぎ、早食い、食後すぐに横になるなど、胃酸の逆流を起こしやすい食生活は避けましょう。
・ベルトや下着の締めつけ、うつぶせ寝、前かがみなど、胃酸の逆流を起こしやすい姿勢も避けましょう。
・肥満改善のための運動をしたり、ストレスをためない生活を心がけましょう。
・喫煙している人は、禁煙しましょう。
医師の指示に沿った服薬と食生活・生活習慣の改善で、
「逆流性食道炎」の治療、再発防止に努めましょう。
逆流性食道炎についてもっと知りたいという方は、お気軽にお日さまクリニックへお越しください。
適切な診断・アドバイスでお待ちしています。