お日さまクリニックの院長葛籠は、一般内科だけではなく糖尿病診療のスペシャリストでもあり、糖尿病内科への患者様も少なくありません。

以前からよく耳にするであろう、身近な病気とも言える「糖尿病」。糖尿病について詳しく調べてみると、知っているつもりでも意外と知らないことがあるのではないでしょうか。

お日さまブログでは、以前「糖尿病治療のおはなし」として糖尿病の一般的な概要や、治療法（食事療法・運動療法・薬物療法）についてとりあげました。でも、できることならみなさん糖尿病にはなりたくありませんよね。

では、糖尿病にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。お日さまブログでは、特に生活習慣病の一つとして数えられる２型糖尿病について、予防的な目線でのお話を次回から全４回に分けて取り上げていきます。

糖尿病にはいくつか種類があり、そのうち１型糖尿病と呼ばれるのはインスリンをつくっているすい臓のβ細胞が壊れてしまうものです。突然発症する傾向がある、この１型糖尿病。子どもの糖尿病はほとんどがこちらの１型ですが、１型糖尿病はあらゆる年齢層で起こりうると云われています。

他に、２型糖尿病と呼ばれるものは、生活習慣病の一種だと言われています。日本人の成人の糖尿病はほとんどがこのタイプで、発症に関係する危険因子として多く挙げられるのは次のとおりです。

こういったライフスタイルの乱れが主な原因の２型糖尿病。したがって、こうした原因に気をつけて日常生活をおくることで、糖尿病になるリスクを減らし、糖尿病になりにくい体づくりができるのです。

次回の記事では、1. 糖尿病をよく知る【予防編・その１】：食生活を見直す　として、食生活に着目した予防について、考えていきます。