今年の冬は「新型ノロウイルス」が大流行!? 1
2015/11/20
毎年11月ごろから流行が本格化するノロウイルス。
ノロウイルスは冬場に多い感染性胃腸炎の原因ウイルスの一種です。
ノロウイルスは主に手指や食品などを介して経口感染します。
潜伏期間は24~48時間で、主な症状は吐き気・嘔吐・腹痛・下痢などで、
軽い発熱を伴うこともあります。
健康な人だとほとんど1~2日で快方に向かいますが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者などは、
脱水症状を起こしたり、吐しゃ物をのどに詰まらせたりして死亡するケースもあります。
では、その治療法はというと、実は特効薬はありません。
脱水症状がおきないよう、できる限り水分の補給をし(場合によっては病院で点滴をしてもらって)
安静にすることがとても大切です。
今年の冬は、新型ウイルスが流行の兆しを見せていると言われていますが、
「新しいウイルスには免疫を持つ人が少ない」という報道により、
例年以上の感染拡大を懸念されている方も多いかと思われます。
しかし基本的には、感染経路や症状、対処法が変わるわけではありませんから
『新型』という言葉に惑わされず、
従来通りの対策をきちんととることが肝心です。
次回は、ノロウイルスへの具体的な対処法や予防法を紹介します。
ノロウイルスについてもっと知りたいという方は、お気軽にお日さまクリニックへお越しください。
適切な診断・アドバイスでお待ちしています。