シーズンオフ?いえいえ、今だから行うスギ花粉症舌下免疫療法 その2

杉花粉舌下免疫療法

 

 

 

 

 

 

 

前回の記事ではスギ花粉症の治療方法の中から、舌下免疫療法をピックアップしました。

舌下免疫療法が区分されるアレルゲン免疫療法とは、アレルゲン(抗原)を少しずつ投与していき、体をアレルゲンに慣らすことで症状を和らげる治療法となります。

このため、舌下免疫療法においても、当初のアレルゲンの投与量は少なくし、徐々に投与量を増やしたうえで一定のアレルゲンを長期間投与し続ける治療が求められます。

この舌下免疫療法の治療のキーポイントとなるのは、ずばり服用開始時期です。
治療薬を初めて投与するのは、スギ花粉が飛散していない時期でないといけません。

 

つまり、夏から秋にかけてが舌下免疫療法を始めるベストシーズン。

 

花粉の飛んでいないこの時期に、1日1回少量から服用を始めていき、徐々に増量していきます。

こうして長期にわたって正しい治療を行えば、辛いアレルギー症状の改善が期待できます(効果には個人差があります)。

ただし、舌下免疫療法はアレルゲンを舌下に投与するため、副作用があらわれる可能性もあります。
主な副作用としては、口の中の腫れ・喉や耳のかゆみ・頭痛などが主なものですが、アナフィラキシーなどの副作用が起こるおそれもあります。

これらの点も含めて、お日さまクリニックでは患者さんへ丁寧にご説明し、ご理解を得たうえでの治療を心がけております。

今の季節、スギ花粉は殆ど飛んでいませんが、やはり何かしらのアレルゲン(抗原)が空気中を飛んでいるため、アレルギー症状に悩んでいる方もたくさんいます。
しかし、舌下療法をしている患者さんからは、

(スギ花粉が飛んでいない)この季節のアレルギー症状もなくなった

という嬉しい声をきくことがあります。

 

ひょっとしたら、舌下療法はスギ花粉以外の全般的なアレルギー症状にも効くのかもしれませんね。スギ花粉が飛んでいないこの時期だからこそ、辛い春先への備えができるタイミングなのですね。

舌下免疫療法をご希望されるスギ花粉症患者さんは、ぜひお日さまクリニックにご相談ください。

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