‘2016/03’ カテゴリーのアーカイブ


睡眠時無呼吸症候群 3

2016/03/03

前回紹介した検査などにより「睡眠時無呼吸症候群」と診断された場合には、
それぞれの患者さんにあわせた治療を行っていきます。

治療方法には、症状を緩和させるもの(対症療法)と、
根本的に原因を取り除くもの(根治療法)がありますが、
一概にどの治療方法が優れているということはなく、
患者さんの重症度や原因に応じた治療方法を選んでいきます。

ここでは、代表的な治療方法を簡単に紹介します。

・CPAP治療
寝ている間の無呼吸を防ぐために、CPAPとよばれる装置からエアチューブを伝い、
鼻に装着したマスクから気道へと空気を送り込む方法です。
副作用はほとんどないとされる治療法ですが、のどや鼻が乾燥したり、
違和感からなかなか寝つけないという人もいるようです。
その他にも、副作用を感じた場合は、必ず医師に相談してください。

・マウスピース
歯科装具(マウスピース)を使用して上気道を広く保ち、
いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。
重症の「睡眠時無呼吸症候群」の場合は、治療の効果が不十分な場合もあります。

・外科的手術
原因が扁桃腺肥大などの場合は、摘出手術が有効な時もあります。

 

また、治療とあわせて、原因により以下のような生活習慣の改善が重要です。

・身体を横向きにしたまま寝るように工夫してみましょう。
・肥満気味の方の場合は、首・喉まわりの脂肪が気道を狭くしている可能性があるので、
医師の指導に沿った減量が必要です。
・アレルギーや花粉症などで鼻呼吸がしにくい場合には、まず鼻症状の改善から取り組む場合もあります。
・喫煙や飲酒も睡眠中の無呼吸に悪影響を与える場合があるため、禁煙・禁酒を心がけましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群についてもっと知りたいという方は、
お気軽にお日さまクリニックへお越しください。

適切な診断・アドバイスでお待ちしています。

Search
Archive

You are currently browsing the お日さまブログ ブログアーカイブ for 3月, 2016.