糖尿病治療のおはなし 1
2015/09/21
糖尿病患者は現在、世界中で増加しています。
日本でも一般的な病気として知られていますが、
きちんとした治療を受けている人はたったの6割前後といわれています。
そもそも、糖尿病とは血液中のブドウ糖の割合(血糖値)が高くなり過ぎる病気です。
その原因は、血糖を調整する唯一のホルモン「インスリン」の不具合。
日本での患者さんの95%以上は、インスリンの分泌が少なくなったり、
働きが悪くなるために発症する2型糖尿病です。
2型糖尿病は主に、遺伝的な要因に過食(特に高脂肪食)・運動不足・肥満・
ストレスなどが加わり発症するとされており、
おもに中高年以降にみられますが、近年、若年者ひいては小学生の発症も増加しています。
糖尿病により血糖値が高くても患者さんに自覚症状はほとんどありませんが、
怖いのはその先にある合併症です。
血糖値が高い状態が続くと、動脈硬化が進んで
心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性が極めて高くなるのです。
また、網膜症や神経障害・腎障害など、
ひどくなれば失明や足の切断、透析といった重い障害につながります。
こうした合併症を予防するために、お日さまクリニックでは
(1)食事療法
(2)運動療法
(3)薬物療法
の3つを患者さんの状態に合わせて行います。
糖尿病治療にご興味がある方は、お気軽にお日さまクリニックへお越しください。
適切な診断・アドバイスでお待ちしています。
<次回へ続く>