糖尿病治療のおはなし 2
2015/09/25
前回の記事では、糖尿病について説明させていただきました。
今回は、糖尿病治療の3本柱と呼ばれる治療法
(食事療法・運動療法・薬物療法)の中から、
食事療法・運動療法を紹介していきます。
・コツをつかめば意外とカンタン!食事療法
「食べるのを制限するのはつらい」と思われがちですが、
できることから取り組んでみましょう。
1. 食事は1日3回で
朝食を抜くと、1回の食事量が多くなり、食後の血糖値が高めになります。
1日3回を基本にしましょう。
2.食べる時間を再チェック
毎日、同じ時間帯に食事をとることを心がけましょう。
また、夕食は就寝3時間前までには済ませましょう。
3. 食べ方で血糖値の上がり方が変わる
早食いはやめ、ゆっくりよくかんで食べましょう。
4. 食べる順番でも血糖値の上がり方が変わる
食事の最初に、サラダなど繊維質の多いものを食べましょう。
5. 外食は量とバランスを考えて
外食では単品よりも栄養のバランスを考え、バランスのとれた定食を選んでみましょう。
その他にも、1日の間食を半分にする、アルコールは1日200キロカロリー以内にするなど、
色々な工夫ができます。
・無理なく取り組む運動の基本!運動療法
まずは気分転換のつもりで、散歩から始めませんか?
1. 週3回でも続ければ効果が
運動は少しずつでも継続することに意味があります。
最初は1日おき、週3日でもかまいません。
2. 運動が苦手なら、室内でできる運動を
いすに座って、足踏みしながら腕を大きく振ったり、
腕を横に曲げ伸ばしする運動でもOK。
3. 自分の好きな運動を気楽に
スポーツに限らず、自転車に乗ったり縄跳びをしたり、
自分の好きな全身運動を楽しみましょう。
4. ウォーキングを楽しんで
お気に入りのコースをいくつか用意して、
気候や天気、時間によって変化をつけてみましょう。
その他にも、
できるだけエスカレーターでなく階段を使う、
バスや電車は手前で下車して1駅分歩くなど、
日常生活の中で工夫して楽しみましょう。
糖尿病治療にご興味がある方は、お気軽にお日さまクリニックへお越しください。
適切な診断・アドバイスでお待ちしています。
次回へ続く